使用する砂糖の量は、従来の半分。それでも、あんこ本来のコクある甘さはそのまま残したデーツあんこのレシピです。
一般的なあんこには、小豆と同量以上のお砂糖が使われています。今回はデーツの自然な甘みを活かすことで、お砂糖を減らしながらも、しっとり食感と満足感のある甘みを両立させました。
炊くのに時間がかかるあんこですが、このレシピでは時短で失敗の少ない方法でご紹介しています。
ぜひお休みの日に、手作りを楽しんでみてください。
◆関連レシピ:
こちらのレシピでは、デーツあんこを包んだおやつ、おやきをご紹介しています☺︎
デーツあんこ レシピ

材料(出来上がり あんこ 約300g)
完成まで:1時間45分〜2時間45分
○ 小豆 …200g
○ デーツ …100g
○ 全糖 …100g (なければお手持ちのお砂糖でも!)
デーツあんこ 作り方
[1] 小豆を用意する

小豆を水で洗い、深めの鍋に入れる。沸騰したお湯をたっぷり入れ、沸かす。
[ポイント!]水からでなく、いきなりお湯から茹でる事で手早く、柔らかく煮ることができます☺︎
[2] 小豆を煮る

沸騰したら、一度お湯を捨てて水分を切る。(渋切りと呼ばれる工程です)
鍋に今度は冷たい水をかぶるくらい加え、強火で再び沸騰させる。
沸いたら弱火に落とし、水分量を維持しながら約1-2時間ことこと煮る。
* 渋切りをする事で、小豆の渋みや苦味を取り除く事ができます。
* 灰汁が出てきたら、その都度取り除いてください。
* 水分が減ってきたらお水を足して、常にお湯にかぶる状態を維持してください。豆が踊らない水分量で煮る事で、豆の形を崩さずに煮る事ができます☺︎
[3] 小豆の固さを確かめる

1-2時間ほど煮たら、数粒取り出して流水で冷まし、潰してみて固さをチェックする。指に力を入れずに潰れたらOK! 沸えムラ防止のため、ふたをしてそのまま20分ほど休ませる。
[ポイント!]ここでしっかり柔らかくなっていないと、ざらっとした口当たりの悪いあんこに仕上がってしまいます。(私は何度も経験済み‥あんこ作りは時間に余裕を持って挑みましょう!😂)
炊きあがり時間は小豆の種類や鮮度によって大きく変わります。時間はあくまで参考にし、柔らかさを基準に炊き上がりを見極めてくださいね!
[4] デーツを用意する

あんこを蒸している間にデーツを刻んでおく。小豆と同じくらいの大きさにすると食べやすいです☺︎
[5] 砂糖とデーツを加える

20分ほど蒸らしたら、あずきの鍋にデーツと砂糖を加え、よく混ぜる。砂糖が溶けたら、中火にかけて炊いていく。焦げないよう、耐えず木べらでかき混ぜる。
* 砂糖を加える際、お水は小豆が浸るくらいあったほうが焦げる心配がありません☺︎
*あんこが飛ぶととても熱いのでやけどには気をつけて!
[6] 水分を飛ばす

中火で約10分ほど炊くと、鍋底が見えるように。お好みの硬さで火から下ろして完成!
* 小倉トーストやパンケーキなど、トッピングなどに使う場合は、すくうととろりとして、鍋底が見え始めるくらいで。
*おやきやあんぱんなど、あんこを生地で包む場合は固めに。このくらい鍋底がしっかり見えるくらい炊くと包みやすいです☺︎
[7] あんこの完成!

熱々を頬張るもよし、しっかり冷まして和菓子に使ってもよし!
冷ます場合はバットなどに広げて乾燥に気をつけて冷まし、粗熱が取れたらふたつき容器に移して冷蔵庫へ。

私のお気に入りはなんといっても小倉トースト!粒々食感のしっとりあんこと、マイルドにしてくれるヴィーガンバター。最高のおやつです☺️
よくある質問
しっかり冷めたらタッパーなどに移して、冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫で3日ほど美味しく食べられます。(もちろん作りたてのが美味しいですが!)
できます!保存容器に入れ1ヶ月ほど保存できます。使う分に小分けにして保存すると便利◎解凍は冷蔵庫で一晩。やわらかくなったらそのまま使えます☺︎
私のおすすめは、あんぱんやおやきの具にしたり、小倉トーストや、ヨーグルトなどのトッピングにも!(きなこあんこの組み合わせがおすすめです☺️)
よくある失敗です。お砂糖を加える前にしっかり柔らかくなるまで煮ておかないと、その後いくら加熱しても柔らかくなりません。(砂糖の浸透圧により、砂糖が豆の水分を奪ってしまうため)
茹で上がりの目安は、指で豆を挟んで力を入れずに潰れるくらい!さらに20分ほど蒸らすと煮えムラ防止になって安心です☺︎
このレシピができるまで

あんこが好きで普段からよく作るのですが、使うお砂糖の量がいつも気になっていました。せっかく手作りするなら、少しでもお砂糖の量を減らしたい、という気持ちから試作を重ねました。
お砂糖の量を減らたり、メープルシロップやアガベシロップなどの甘味料を足したりしましたが、あんこ特有の香りやしっとりとした食感が失われてしまいました。
そこで行き着いたのが、小豆とどこか似た風味を持つデーツを甘味として加えることです。そのおかげで、お砂糖の量を半分に減らしても美味しいあんこに仕上がりました。
ちなみに、お砂糖を使わずデーツだけでも作ってみました。個人的には、少しだけお砂糖を残したほうが、しっとり艶やかなコクのある甘さと食感になると感じました。「お砂糖は減らしたいけど、あんこらしさは残したい」という方に、ちょうど良いバランスのレシピです。
また小豆の煮方では、従来のように小豆を水からではなくいきなりお湯から煮ています。
大豆のように事前に水で戻してから炊く、水から炊く、炊いている途中にびっくり水を加える、などさまざま方法を試しました。その結果、この方法が一番早く、柔らかく仕上がりました。
食感、甘さ、かかる時間、どれをとっても満足な、私のお気に入りのレシピです。気に入ってもらえると嬉しいです☺️
このレシピのポイント!
小豆

小豆に豊富に含まれる食物繊維は、善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。(*1,2)
またポリフェノールは抗酸化作用が強く、動脈硬化など生活習慣病の予防に。(*3)
さらに高血圧を予防するカリウム、貧血を予防する鉄分が豊富に含まれています。(*4)
デーツ

デーツは強い甘みを持つドライフルーツで、マグネシウム、鉄分、食物繊維が豊富。(*5)
マグネシウムは多くの酵素を活性化する、生命を維持するために欠かせない栄養素です。(*6)
鉄分は女性や成長期の子どもが不足しがちなミネラル。不足すると鉄欠乏性貧血を起こすため、意識して摂るのがおすすめ。(*7)
食物繊維は腸内環境を整え、お腹の調子を整えます。(*2)
全糖(Vollrohrzucker/Whole Cane Sugar)

全糖(Vollrohrzucker)は、サトウキビの絞り汁をそのまま乾燥させただけの未精製糖(含蜜糖)。ミネラルやビタミンB群、鉄、カルシウム、カリウムなどが残っており、精製白糖よりも栄養価が高いのが特徴。自然なコクと甘みで、身体にやさしい甘味料として人気です。(*8)
[参考文献]
*1 文部科学省食品標準成分表 2023年版 豆類/あずき/全粒/乾
*4 あずき博士に聞きました。小豆のメリットを最大限に活かすコツ~加藤淳教授インタビュー|Food for Well-being KAWASHIMAYA
*5 日本食品標準成分表「食品成分データベース 果実類/なつめやし/乾|文部科学省
*7 ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット

デーツあんこの作り方|お砂糖半分でも本格的
Equipment
- 1 大きめのお鍋 あんこは炊いている間に跳ねるので、大きめのを使うと飛び散らないのでお勧めです!
- 1 木ベラ
Ingredients
- 200 g 小豆
- 100 g デーツ
- 100 g 全糖 (なければお手持ちのお砂糖でも!)
Instructions
- 小豆を水で洗い、深めの鍋に入れる。沸騰したお湯をたっぷり入れ、沸かす。

- お湯を捨てる。冷たい水をかぶるくらい加え、強火で再び沸騰させる。沸いたら弱火に落とし、約1時間ことこと煮る。*灰汁が出てきたらその都度取り除いてください。*水分が減ってきたらお水を足して、常にお湯にかぶる状態を維持すると豆を崩さずに煮る事ができます。

- 1時間ほど煮たら数粒取り出して流水で冷まし、潰してみて硬さをチェックする。力を入れずに潰れたらOK! 沸えムラ防止のため、蓋をしてそのまま20分ほど休ませる。

- デーツを小豆と同じくらいの大きさに刻む。

- 20分ほど小豆を蒸らしたら、あずきの鍋にデーツと砂糖を加え、よく混ぜる。中火にかけて炊いていく。焦げないよう耐えず木べらでかき混ぜる。*砂糖を加える際、お水は小豆が浸るくらいあったほうが焦げる心配がありません☺︎

- 中火で約10分ほど炊くと、鍋底が見えるように。お好みの硬さで火から下ろして完成!* 小倉トーストやパンケーキなど、トッピングなどに使う場合は鍋底が見え始めたら完成。おやきやあんぱんなど、あんこを生地で包む場合は固めに。このくらい鍋底がしっかり見えるくらい炊くと包みやすいです☺︎

- 熱々を頬張るもよし、しっかり冷まして和菓子に使ってもよし!冷ます場合はバットなどに広げて乾燥に気をつけて冷まし、粗熱が取れたらふたつき容器に移して冷蔵庫へ。私のお気に入りはなんといっても小倉トースト!粒々食感のしっとりあんこと、マイルドにしてくれるヴィーガンバター。最高のおやつです☺️










