バニラキプフェル (Vanillekipferl) は、ドイツやオーストリアで伝統的に愛されるクリスマスのクッキーです。クリスマスが近づくと、お菓子屋さんやクリスマスマーケット、スーパーでもよく見かけるようになります。
口に入れた瞬間に広がるバニラの香りがたまらない、しっとり食感が特徴のクッキー。
とっても美味しいのに、作り方は混ぜて焼くだけなのでとっても簡単!ポイントはアーモンドプードルとバニラシュガーで作るリッチな生地。また一般的にバニラキプフェルはバターを使って作られますが、このレシピでは本場の風味はそのままに、プラントベースに仕上げています。
素材の味を活かした、シンプルながらとっても美味しいドイツの焼き菓子。ぜひ作ってみてください🎄
バニラキプフェルってどんなお菓子?

バニラキプフェルは、ドイツやオーストリアで愛されるドイツ菓子の代表格です。その歴史は古く、三日月形には特別な意味があります。
発祥はオーストリアのウィーンとされ、1683年、オスマン・トルコ軍との戦いに勝利した際、パン職人がトルコ国旗の三日月をかたどって勝利を祝ったのが始まりという伝説があります。この形は、後にフランスのクロワッサンの先駆けになったとも言われています。
生地にはアーモンドやヘーゼルナッツがたっぷり練り込まれ、仕上げに粉糖でデコレーションされます。ナッツのリッチな味わいと、雪を連想させる粉糖がまさにクリスマスにぴったり❄️
バニラキプフェル レシピ

材料(20個分)
完成まで:約40分 (作業時間: 15分、冷やす時間: 10分、焼き時間: 10分)
生地
○ 薄力粉 …60g
○ ヴィーガンバター …60g
○ アーモンドプードル …30g
○ 粉糖 …25g
○ バニラシュガー …5g (なければ粉糖5gとバニラペースト、もしくはバニラオイル少々で代用可です◎
○ 塩 …ひとつまみ
○ 豆乳 …15g
仕上げ用
○ 粉糖 …約15g
作り方
[1] 下準備

材料を計る。
粉糖とバニラシュガー、アーモンドプードルは合わせておく。
オーブンを180℃に予熱する。
[2] バターをクリーム状にする

ヴィーガンバターは室温に戻して柔らかくしておく。ゴムベラでよく混ぜ、クリーム状にする。
[3] 生地作り

ヴィーガンバターにアーモンドプードル、粉糖、バニラシュガーをふるって加えて、ゴムベラでよく混ぜる。
*バニラペースト、もしくはバニラオイルを加える場合もこのタイミングで☺︎
[4] 薄力粉を加える

[3]に薄力粉をふるって加える。ゴムベラで切るように混ぜる。
[ポイント!] ここでは混ぜ切らず、ざっくりでOK!
[5] 豆乳を加える

豆乳を加えてゴムベラでさらに混ぜる。まとまったら冷蔵庫に入れ、10分ほど冷やす。(成形しやすくするため)
[6] 生地を分割する

生地を10gずつ計り、手のひらでころころボール状に丸めていく。
[7] 生地を成形する

丸めた生地の端を指先を使って少し伸ばす。
先を曲げて三日月形にし、天板に並べていく。

可愛い三日月を量産します🌙

[8] バニラキプフェルを焼く

180度に予熱したオーブンで約8〜10分、先が少し色づくまで焼く。
[9] 粉糖をまぶす

焼けたら茶漉しを使い、すぐに粉糖を振りかける。
[ポイント!] まだ温かいうちに粉糖をまぶすとしっかりつきます☺︎
[10] 仕上げて完成!

クッキーが冷めたら、もう一度上から仕上げの粉糖をふりかけて完成!
口に入れた瞬間に広がるバニラの香りがたまらない、しっとり食感が特徴のクッキー。クリスマスギフトにも🫶
このレシピの裏話

このバニラキプフェルは、私にとって思い入れのあるレシピなんです。去年、日本に一時帰国して結婚式をしました。その際、遠くに暮らす大切な家族や友人にもドイツの味を楽しんでもらいたいと思い、引き菓子を手作りする事に。このバニラキプフェルも、採用した焼き菓子の一つです。このお菓子は元々乳製品が使われていて、プラントベースに作り替えるにあたって、ヴィーガンバターに置き換え、本来の食感に近づけるため、粉の量を変えたり、豆乳を加えたりと、調節を繰り返しました。
ドイツで納得するレシピが完成。現地でバニラシュガーも大量に購入し、いよいよ日本へ!
式場の方との打ち合わせも終わり、地元の愛知県へ。なるべく新鮮なものをお届けしたく、お菓子作りは式の直前に。丸2日かけてバニラキプフェルや他のお菓子を焼きました。そして前々日に全て箱詰め、そして前日に横浜の会食会場へ。
結婚式の当日は、正直式よりも、「引き菓子喜んでもらえるかな…、移動中に割れちゃったりしてないかな…。」と、お菓子のことで頭がいっぱいでした笑
無事に挙式を終え、翌朝参列してくれた方達から「美味しかったよ!」と写真やメッセージをいただき、ようやく肩の荷が下りたのを今でも覚えています。
以来、ドイツに戻ってきてからも夫に「結婚式の時のバニラのクッキーが食べたい。」(お菓子の名前は覚えてくれません笑) とリクエストされる、私たちの思い出の大切なレシピです。
よくある質問
ソイレブールがおすすめです!あっさりしていて、後味も重くなく、とっても使いやすい豆乳クリームバター。
cottaさんが詳しく紹介されています☺︎
cotta*コッタ tomorrow |大豆生まれの豆乳クリームバター ソイレブール
密閉した容器に入れ、涼しいところに保管すればで2週間は美味しくいただけます。
ちなみに焼きたてよりも少し日を置いたほうが味がなじんでさらに香りが良くなります☺️
油脂が多い生地なのでベタつきやすい生地です。まずは冷蔵庫に10分ほど入れて冷やしてみてください。油脂が固まってまとめやすくなります。
それでもベタつく場合は、薄力粉を少量 (5~10gほど) 追加してみてください。
またヴィーガンバターは溶かしてしまうと固く重たい仕上がりに。柔らかいクリーム状で作業してください☺︎
粉糖をくっつきやすくするには、焼きたての温かいうちにまぶし、さらに冷めてから仕上げでもう一度振るとしっかりつき、見た目も綺麗に❄️
他の植物性ミルクでもおいしく作れます。ですが、成分が豆乳とあまりにも違うと分離する事もあるかも。代用するならオーツミルクがおすすめです。

バニラキプフェル [ドイツのクリスマスクッキー]
Ingredients
- 60 g 薄力粉
- 60 g ヴィーガンバター
- 30 g アーモンドプードル
- 25 g 粉糖
- 5 g バニラシュガー なければ粉糖5gとバニラペースト、もしくはバニラオイル少々で代用可です◎
- ひとつまみ 塩
- 15 g 豆乳
- 15 g 粉糖 仕上げ用
Instructions
- 材料を計る。粉糖とバニラシュガー、アーモンドプードルを合わせておく。オーブンを180℃に予熱する。

- ヴィーガンバターは室温に戻して柔らかくしておく。

- ヴィーガンバターにアーモンドプードル、粉糖、バニラシュガーをふるって加えて、ゴムベラでよく混ぜる。

- [3]に薄力粉をふるって加える。ゴムベラで切るように混ぜる。

- 豆乳を加えてゴムベラでさらに混ぜる。まとまったら冷蔵庫に入れ、10分ほど冷やすと成形しやすくなります☺︎

- 生地を10gずつ計り、手のひらでころころボール状に丸めていく。

- 丸めた生地の端を少し伸ばす。

- 先を曲げて三日月形にして天板に並べていく。

- 180度に予熱したオーブンで約8〜10分、先が少し色づくまで焼く。

- 焼けたらすぐに茶漉しを使って粉糖を振りかける。

- クッキーが冷めたら、もう一度上から仕上げの粉糖をふりかけて完成!













